陸上豆知識17
こんばんはGnaです。
今日は、前回に引き続きプロテインについてお話ししたいと思います。
前回は、プロテインには、3種類あるお話をしました。
その中の①ホエイプロテインについてのお話しでした。
カゼインプロテインは、ホエイプロテインと同じく牛乳を主成分とするのがカゼインプロテインです。
この主成分であるカゼインは生乳を構成するタンパク質の約80%を占めています。
ホエイプロテインが水溶性で約2時間で吸収するのに対して、カゼインプロテインは不溶性で固まりやすく、その3~4倍に時間の約7~8時間かけてゆっくり吸収されていきます。
カラダへの吸収スピードが遅いというと、即効性がなくオススメできないと勘違いされがちですが、血中のアミノ酸濃度を長時間、基準値より高い値で維持できるため、効果が長続きすることができます。
まt、吸収スピードが遅いこと、カゼインは胃の中で固まる性質があることから、腹持ちが良いため満腹感がつづくのです。
減量を試みている期間には食事コントロールと合わせてぜひ活用したいプロテインとなっています。筋量を落とさずに減量できるのが特徴です。
トレーニングの合間、トレーニング直後など、筋肥大をメインに考えて摂取するときはホエイプロテインがオススメとなっています。
消化吸収が早く、筋力維持が期待できます。
カゼインプロテインは運動直後などの、急速にタンパク質をチャージしたい場合にはあまり向きませんが、時間をかけてゆっくりカラダにタンパク質を補給してくれるので、休息日の栄養補給や就寝前に取るプロテインとしては効果が高いです。
またカゼインは小腸で分解され、カゼインホスホペプチド(CPP)となります。
このカゼインホスホペプチドはカルシウムがリン酸と反応することによる吸収阻害を抑制する効果をもっています。
カゼインホスホペプチドには小腸からの鉄分吸収を助けるよう働きかけます。
アスリートの貧血はパフォーマンスへの影響が大きいので、貧血には十分注意したほうがいいでしょう。
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アミノ酸の一種であるグルタミンを豊富に含みます。
グルタミンはトレーニング後の免疫抑制を軽減させ、エネルギー源となるグリコーゲンの貯蔵(回復)を促進する効果が報告されています。
筋肉の分解を防ぎ、筋力維持を期待できるため、アスリートが注目するアミノ酸の一つとなっています。
今日のお話はここまでにしたいと思います。
これからも大会の結果や陸上の面白い話をお伝えしますので今後も購読よろしくお願いいたします。Gnaでした。