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フルマラソン4

こんばんはGnaです。
 今日は前回に引き続きフルマラソンについてお話ししたいと思います。
 前回はフルマラソンの距離のお話をしました。

 いままでおおよそ40キロで走っていたマラソンが42.195キロに初めてなった時、次のようなことがおきました。

 この時伸びた358ヤード(352メートル)は、1番にフィニッシュラインを超えたドランド・ピエトリ(イタリア)さんには長かったのです。

 ピエトリさんはまずはスローペースで入りその後比較的一定のペースで走りました。

 ほとんどの選手が激しい勢いでスタートし(トップ選手は16キロを27分以内の走るペース)、最後の数1.6キロでペースを少なくとも2分は落としました。 スタジアムに入る直前、ピエトリさんは、39キロ地点で先頭をキープしていたチャールズ・へフロン(南アフリカ)さんを追い抜きました。 

歴代オリンピックでたどる世界の歴史

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  その後、ゴールまで約2キロ走り続けることとなるが、彼は異常なまでの疲労と渇きを持ち始めていた。体に悪影響が及んでいたのであった。そして、ついにスタジアムに入ってきたが、ピエトリさんはゴールとは違う方向に進もうとした。

 係員がピエトリさんに正しい道を指し示したとき、彼はついに倒れてしまった。 さらにトラックでピエトリさんは4回転倒し、75,000人の観客の前でそのたびごとに係員によって抱え上げられた。

 結局、ピエトリさんはへとへとに疲れ果てながらも、何とか1着でゴールすることが出来ました。

 ゴールタイムは2時間54分46秒でした。ラスト350メートルになんと10分もかかっていました。

 2着はジョニー・ヘイズ(アメリカ)さんでした。アメリカチームはすぐに、ピエトリさんが係員に助けられながらゴールしたことについての異議を申し出た。

 異議は認められ、ピエトリさんは失格となり、優勝は、その32秒後に「アンフェアな」補助を受けずにフィニッシュしたヘイズさんになりました。

 ピエトリさん最終成績からも抹消されてしまったのです。これが有名な「ドランドの悲劇」です。現在では当時のスタジアムは影も形もありませんが彼のゴール地点は現在も残されています。

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 今日のお話はここまでにしたいと思います。続きはまたお話ししますのでこれからも読んでいただけるとうれしいです。Gnaでした。


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